【亜州ビジネス編集部】業界団体の中国汽車工業協会（CAAM）は11日、上位10社（グループ）の新車販売台数（輸出含む）が今年1〜6月に前年同期比6.8％増の1104万3000台に伸びたと報告した。これら10社で市場全体の83.4％を占めている。同比率は前年同期から2.4ポイント縮小した。
　6月単月では、販売台数3位の比亜迪（BYD）が前年同月比88.8％増の25万3000台と最大の伸び。ほか重慶長安汽車が8.8％増の22万6000台、広州汽車集団が1.0％増の23万7000台などとなった。半面、販売トップの上海汽車集団は16.3％減の39万7000台に縮小。同2位の中国第一汽車集団は3.2％減の34万8000台だった。
　一方、新エネルギー自動車（NEV）に限ると、上位10社（グループ）の新車販売台数は今年1〜6月に前年同期比58.8％増の318万3000台だった。これら10社で市場全体の85.0％を占め、同比率は前年同期から7.9ポイント拡大している。6月単月では、BYDが25万3000台で圧倒的首位をキープ。ただ、増加率では販売8位の理想汽車が150.1％増（3万3000台）で最大だった。ほか重慶長安汽車、長城汽車が100％以上の伸びを確保。販売2位のテスラ中国は18.7％増の9万4000台だった。


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