ニュース 2023/03/10 12:54
中国:ベビーブーム世代の定年退職、25年までに4000万人突破
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国は2023年以降の数年間で1960年代初めのベビーブームに生まれた世代の定年退職がピークを迎える。14次5カ年計画(2021〜25年)期間中の5年間で定年退職者数は計4000万人の大台に乗せる見込みだ。これを受けて、養老保険(年金)を含む社会保障制度の持続可能性が大きな課題となっている。第一財経が8日付で伝えた。
25年までの定年退職者数は年平均800万人超。これは近年の都市部平均である約400万〜500万人を大幅に上回る水準だ。国は社会保障制度の強化が必要だとして、2022年1月から企業就業者の年金を全国統一の制度に切り替えた。地域間で資金を融通し合い、年金制度の長期的な持続を図る。
国家統計局の最新データによれば、中国では60歳以上の高齢者人口が22年末時点で2億8000万人に達した。全人口の19.8%を占める規模だ。なお、世界保健機関(WHO)の定義では65歳以上が高齢者の対象となるが、中国本土では60歳以上を指す。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
25年までの定年退職者数は年平均800万人超。これは近年の都市部平均である約400万〜500万人を大幅に上回る水準だ。国は社会保障制度の強化が必要だとして、2022年1月から企業就業者の年金を全国統一の制度に切り替えた。地域間で資金を融通し合い、年金制度の長期的な持続を図る。
国家統計局の最新データによれば、中国では60歳以上の高齢者人口が22年末時点で2億8000万人に達した。全人口の19.8%を占める規模だ。なお、世界保健機関(WHO)の定義では65歳以上が高齢者の対象となるが、中国本土では60歳以上を指す。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。