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  ニュース     2023/06/26 15:37

中国:北京で6月最高の41.8度を観測、電力ひっ迫に懸念 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国に熱波が襲来し、北部を中心に気温が急上昇している。北京市北東部の懐柔区では22日午後、最高気温が41.8度に達し、6月としては過去最高記録を更新した。また北京南郊気象站では、同日に最高41.1度を観測。観測史上41度を超えるのは今回も含めて3回で、ほか2回は1999年7月24日の41.9度、2014年5月29日の41.1度だった。財新網など複数メディアが22日伝えた。

 中央気象台は23日も引き続き「高温オレンジ警報」を発令。23日の日中は河北、黄淮などの地域で35度以上、うち北京、天津、河北、山東、河南北部・東部で最高37〜39度に達すると予測した。北京、天津などの一部地域では、40度前後まで上昇する可能性があるとしている。

 気温の上昇を受け、中国の一部エリアでは電力需給のひっ迫が懸念されている状況だ。中国電力企業聯合会はこれより先、23年夏季の電力負荷ピーク値が13億7000万キロワット(kW)に達し、前年の12億9000万kWから8000万kW拡大すると予測している。

 中国南部を管轄する送電会社、南方電網によると、足元の電力負荷は最高で2億2200万kWに達し、過去最高水準に接近。うち広西、海南ではすでに過去最高を記録している。


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