【亜州ビジネス編集部】中国都市部の新規就業数は2022年に計1206万人に達し、政府目標の1100万人を9.6％超過達成した。人力資源社会保障部の王暁萍・部長が明らかにした内容として、政府系メディアが9日報じたもの。王部長によると、22年は大学新卒者の就業状況が総じて安定していたほか、脱貧困層の就業規模が前年を上回ったという。
　王部長はまた、23年の雇用市場の先行きを楽観。新型コロナウイルス防疫措置の最適化や経済安定化のための各政策によって中国経済の回復が進む中、雇用情勢も安定するとみている。
　ただ、今年の大学卒業者が過去最高の1158万人に達する点に王部長は言及。新卒者の就業を確保するため、雇用促進や起業支援に力を入れる方針としている。


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