【亜州ビジネス編集部】中国のエンターテインメント業界や各種産業のサービス・宣伝などの分野で、コンピューターグラフィックス（CG）で生成された仮想人間「バーチャルヒューマン」が活躍する場が増えている。中国新聞網が20日付で伝えた。

　市場調査会社の艾媒諮詢によると、中国国内のバーチャルヒューマン市場規模は2022年に約120億8000万人民元（約2374億円）に積み上がった。関連産業に1866億1000万人民元の経済効果をもたらしている。

　バーチャルヒューマンは実際の人間を使うよりもコストが低く、「疲れ知らず」で随時稼働できる。また不祥事を起こす心配がないことからコンプライアンスの面でも安心だ。バーチャルヒューマンについて業界関係者は、「ライブコマースのような仕事では24時間働くことができ、1時間当たりの稼働コストは人間に比べ20分の1に抑えられる」と説明した。　

　今後の市場規模は25年に480億6000万人民元、関連産業の経済効果は6402億7000万人民元に膨らむと艾媒諮詢は予想している。

　


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