【亜州ビジネス編集部】2023年第1四半期の液晶モニターの世界出荷台数は前四半期比7.4％減、前年同期比20.5％減の2880万台に低迷した。ブランド別で中国首位の「レノボ」は全体6位。出荷実績は前期比19.2％減、前年同期比29.8％減と大きく落ち込んだ。台湾の市場調査会社、集邦科技（トレンドフォース）が15日発表した。

　首位から3位までは、「デル」「AOC/フィリップス」「サムスン」の順。AOC/フィリップスは中国市場の需要によって、前四半期比10.9％増、前年同期比3.3％増とプラス成長を達成している。前四半期比、前年同期比で共に成長を達成した唯一の業界大手となった。

　トレンドフォースはまた、第2四半期の液晶モニター世界出荷について、前四半期比9.3％増の3140万台に回復すると予測。中国の「618セール」とリフレッシュシート100Hz対応のゲーミングモニターの需要拡大を要因に挙げた。通年では前年比13％減にマイナス幅が縮小するとみている。


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