【亜州ビジネス編集部】中国のビッグデータ産業が高成長を続けている。2023年の産業規模は、前年比18％増の概算1兆5700億人民元（約30兆7700億円）まで伸びた。「デジタル経済」の成長をけん引している。20日開催の「2023中国国際大数据産業博覧会（数博会）」の新聞発表会で報告された。
　国内データセンターのサーバーラック数は、22年末時点で合計600万架近くに拡大している。5G通信の基地局数も230万基を超えた。
　中国の光回線ネットワークも世界最大規模に躍進している。22年末時点の総延長は全国6000万キロメートル（赤道1500周相当）に達した。1000Mbps級の光通信回線網は、中国の5億世帯以上をカバーする能力を備えるという。
　今年の数博会は、5月26〜28日にかけて貴州省貴陽市で開催される運び。国際総合館、東数西算館、数字産業館、創新場景館、数字生活館、フォーラム、コンテスト、発表会などで構成される。初回は15年に開催された。


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