【亜州ビジネス編集部】上場企業従業員の平均給与水準が、このほど発表された2022年の決算報告書で明らかになった。調査対象となった上場企業数は5137社。平均月収「1万〜2万人民元（約19万5000〜39万円）」の企業が2937社を数え、全体の半数以上を占めた。第一財経が17日付で伝えた。
　具体的には、「5万人民元以上」が44社、「4万〜5万人民元」が97社、「3万〜4万人民元」が221社、「2万〜3万人民元」が673社、「1万〜2万人民元」が2937社、「1万人民元以下」が1165社だった。1万人民元以下では、7000人民元以下が170社余り、6000人民元以下が80社となっている。
　業種別では、金融が平均月収3万6000人民元でトップ。中でも証券会社は年収の平均値が40万人民元以上に上った。不動産、文化・エンターテイメント、スポーツも高水準。一方、農林水産、ホテル、飲食などが低かった。
　董事長の役員報酬では、「50万〜200万人民元」が2750社で最多。最高は「1000万人民元以上」で28社、最低は「10万人民元以下」で70社だった。


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