ニュース 2024/01/25 12:42
中国:29省が23年GDP成長率発表、上位ランキングに変化
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国で24日までに、29省(自治区・直轄市)が2023年のGDP(域内総生産)成長率を発表した。うち15省で全国成長率(5.2%)を上回る伸びとなり、中でもチベットが9.5%で暫定首位となっている。また、GDP総額の上位ランキングに変化が見られ、四川が5位に「予想外」の浮上となった。時代財経が同日付で伝えた。
GDP成長率では、チベットの9.5%に続き、海南が9.2%、内モンゴルが7.3%、寧夏が6.6%、甘粛が6.4%、吉林が6.3%、重慶が6.1%、山東、浙江、四川が各6.0%、江蘇、安徽が各5.8%、河北が5.5%、遼寧、青海が各5.3%となり、全国成長率を上回った。一方、北京は5.2%で全国と同水準。上海が5.0%、貴州が4.9%、広東が4.8%、湖南が4.6%、天津が4.3%、河南が4.1%などとなり、全国を下回った。現時点の最下位は黒竜江で、成長率は2.6%にとどまっている。
成長率で首位となったチベットでは、固定資産投資が前年比30%増、小売売上高が21%増、貨物輸出入が138%増といずれも大幅な伸びを示している。これら主要経済指標の伸びでも全国トップクラスだ。
GDP総額では、広東が13兆5673億人民元(約283兆円)で暫定トップ。中国で初めてGDPが13兆人民元を上回った省となり、35年連続で全国首位を維持した。以下、江蘇が12兆8200億人民元、山東が9兆2069億人民元、浙江が8兆2553億人民元、四川が6兆132億人民元、湖南が5兆12億人民元などと続く。首都・北京は4兆3760億人民元、商都・上海は4兆7200億人民元だった。
うち四川は、中国西部で初めてGDPが6兆人民元を超えた省となり、河南を抜いて5位に浮上した。一方の河南は22年時点で5位だったが、同年のGDPは当初発表の6兆1345億人民元から5兆8220億人民元(↓3124億人民元)へと大幅に下方修正されており、23年GDPも5兆9132億人民元と6兆人民元を下回る水準にとどまった。
このほか、22年に11位だった上海が安徽を追い抜き、再び10位に浮上。ただ、安徽のGDPは4兆7100億人民元で、その差はわずか100億人民元だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
GDP成長率では、チベットの9.5%に続き、海南が9.2%、内モンゴルが7.3%、寧夏が6.6%、甘粛が6.4%、吉林が6.3%、重慶が6.1%、山東、浙江、四川が各6.0%、江蘇、安徽が各5.8%、河北が5.5%、遼寧、青海が各5.3%となり、全国成長率を上回った。一方、北京は5.2%で全国と同水準。上海が5.0%、貴州が4.9%、広東が4.8%、湖南が4.6%、天津が4.3%、河南が4.1%などとなり、全国を下回った。現時点の最下位は黒竜江で、成長率は2.6%にとどまっている。
成長率で首位となったチベットでは、固定資産投資が前年比30%増、小売売上高が21%増、貨物輸出入が138%増といずれも大幅な伸びを示している。これら主要経済指標の伸びでも全国トップクラスだ。
GDP総額では、広東が13兆5673億人民元(約283兆円)で暫定トップ。中国で初めてGDPが13兆人民元を上回った省となり、35年連続で全国首位を維持した。以下、江蘇が12兆8200億人民元、山東が9兆2069億人民元、浙江が8兆2553億人民元、四川が6兆132億人民元、湖南が5兆12億人民元などと続く。首都・北京は4兆3760億人民元、商都・上海は4兆7200億人民元だった。
うち四川は、中国西部で初めてGDPが6兆人民元を超えた省となり、河南を抜いて5位に浮上した。一方の河南は22年時点で5位だったが、同年のGDPは当初発表の6兆1345億人民元から5兆8220億人民元(↓3124億人民元)へと大幅に下方修正されており、23年GDPも5兆9132億人民元と6兆人民元を下回る水準にとどまった。
このほか、22年に11位だった上海が安徽を追い抜き、再び10位に浮上。ただ、安徽のGDPは4兆7100億人民元で、その差はわずか100億人民元だった。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。