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  ニュース     2024/04/02 16:51

中国:15日開幕「広州交易会」、境外バイヤー来場予約9万3000人 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】開幕を4月15日に控えた「第135回中国輸出入商品交易会(2024年春季広州交易会)」に関し、来場予約した境外バイヤーの総数が3月31日までに累計約9万3000人(増減未公表)に達した。主な調達予定品目は、家電製品、照明・電気製品、産業製造、贈答品・装飾品、ファッションなどという。中国政府が1日に報告した。

 合計215カ国・地域の境外バイヤーが事前に来場を登録している。人数の多いエリアは、上からインド、米国、ナイジェリア、マレーシア、インドネシア、ドイツ、韓国、オーストラリア、ブラジル、サウジアラビアなど。エリア別の境外バイヤー数は、米国が13.9%、OECD加盟国が5.9%、中東諸国が61.6%、「一帯一路」構想参加国が69.5%、RCEP加盟国が13.8%ずつ増加した。

 多数の大手企業がバイヤーを派遣する。米国のウォルマート、ベスト・バイ、アマゾン、フランスのオーシャン、カルフール、シュナイダー、英国のテスコ、セインズベリーズ、スウェーデンのイケア、日本のニトリ、ダイソー、メキシコのコペルなど129社が団体で来訪する予定だ。うちウォルマート、オーシャン、コペルのバイヤー数は100人を超える。ニトリは200人以上を送り出す予定だ。

 第1~3フェーズに分割し、春季広州交易会は5月5日まで広州琶洲国際会展センターで開催される。オンラインとオフラインの開催を通じ、合計2万8000社以上が今回出展を決定。総面積は155万平方メートルに達し、55の展示エリアが設けられた。うち輸入品展示エリアは3万平方メートルに及び、家電や電子機器、工業品、部品、工具が持ち込まれる。

 4月15~19日のフェーズ1は電子機器、情報製品、家電、照明器具、一般機械など、4月23~27日のフェーズ2は陶磁器・日用陶磁器、ガラス製品、インテリア製品、キッチン用品・調理器具など、5月1~5日のフェーズ3は織物・編物、繊維・生地、カーペット、毛皮・皮・革・ダウン製品、衣料品、ペット用品、バス用品、トイレタリー用品などが展示される。

 中国輸出入商品交易会は1957年春に設立。世界最大のオフライン展示会として、毎年春と秋に広東省広州市で開催され、「中国の対外貿易バロメーター」、または「風向計」として認知されてきた。


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