【亜州ビジネス編集部】国営の中国国家鉄路集団有限公司によれば、22日の鉄道チケット販売枚数が2695万2000枚となり、単日の過去最高を更新した。これは同日から中秋節・国慶節黄金連休（ゴールデンウィーク）のUターンピークとなる10月6日の乗車券の販売が開始されたことによるものだ。また週末に合わせて旅行客が増加したことに加えて、鉄道部門が増発した列車の乗車券が続々と発売され、座席能力がさらに増加したことも影響した。9月13～22日の累計では1億9900万枚となっている。鉄道部門は23日から10月7日の乗車券の発売を開始。同月1～4日にかけた各方面の乗車券はまだ余裕があるという。

　中国ではゴールデンウィーク期間の特別輸送態勢が9月27日からスタートする。期間は10月8日までの12日間。同期間中の鉄道利用客数が延べ1億9000万人に達すると国家鉄路集団は予測している。

　鉄道旅客の需要増に対応し、鉄道部門は輸送期間をゴールデンウィーク（9月29日～10月6日）を挟んだ前後12日間に延長。例年の同連休を上回る輸送期間とした。

　期間中にピーク時のダイヤ運行を実施。1日当たりの平均旅客座席数は、2019年同期比で18.5％増加する見込みだ。

　全国各地の鉄道局を跨ぐ直通旅客列車320本を増発する予定。うち動車組（高速鉄道車両）が214本（夜間高速鉄道200本を含む）、普通旅客列車が106本となっている。


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