中国で建物リフォームなどに携わる内装工の賃金水準が上昇している。若年層の成り手が少ないためで、賃金上昇率は全国平均で10％以上。一部の地域では、60歳過ぎの高齢の経験者が重宝されているという。工人日報が17日付で伝えた。

　北京市では、配管工や大工、溶接工などの日給は400～500人民元（約8000～1万円）、腕のいい職人なら800人民元だという。また西安市では、400人民元以下で腕のいい内装工を探すのは大変だ。

　統計によると、今年の春夏シーズンの内装工求人数は、昨年の秋冬シーズンに比べて約4倍に増加。平均賃金は月8303人民元と、前年比で10％以上も上昇している。

　こうした状況について、全国工商連合会では「若者の成り手が少ないため」と指摘している。


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