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  ニュース     2024/05/31 11:48

中国車メーカー、4月販売シェアは世界34%=乗聯会 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の自動車業界団体、全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)の崔東樹・秘書長は5月31日、世界全体の自動車販売に占める中国メーカーの比率について、今年4月に中国は34%で推移したと報告した。世界全体と比較し、中国の新車市場は回復している。吉利汽車(175/HK)や重慶長安汽車(200625/SZ)の活躍が特に目立つという。南方財経などが伝えた。
 近年になって車載半導体チップの不足が取り沙汰されているものの、中国はこの影響が比較的に軽微に抑えられている。世界新車市場の需給ギャップを埋める形でむしろ増産を促し、中国製自動車製品の輸出に弾みがついた。世界全体の自動車販売に占める中国メーカーの比率は、今年1~3月に32%(うち3月は33%)で推移している。
 一方、自動車製品の電動化が進展したことで、一部のメーカーは苦戦した。トヨタや起亜を代表とするアジアの自動車グループは、パフォーマンスが依然として低調にある。
 世界全体の新車販売は、4月に前年同期比3%増の700万台に上る。ただ、前月比では15%減少した。また、2018年4月のピークと比較して10%減少、月次として過去数年の中位レベルにある。また、1~4月の年初来累計の新車販売は、前年同期比で4%増の2836万台を数えた。
 世界全体の自動車販売に占める中国メーカーの比率は、21年通年が32%、22年通年が33%だったという。


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