ニュース 2023/09/22 16:12
「愛国消費」の中国市場、華為ブランドロイヤリティUP
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国の製品販売市場で「愛国消費」の流れが強まっている。既存の中国スマートフォンユーザーに次回購入したい高信頼感ブランドを尋ねたところ、アップル(AAPL/NASDAQ)の「iPhone」ユーザーが「52.0%」にとどまる一方、華為技術(Huawei)端末のユーザーは「80.2%」に達した。ブランドロイヤリティが極めて高い実態が映し出されている。ビッグデータ分析の北京慧辰資道資訊(HCR:688500/SH)による調査結果として、毎日経済新聞がこのほど伝えた。
華為が8月末発売したフラッグシップスマートフォン「HUAWEI Mate 60 Pro」も、短時間で売り切れるなど中国で人気化している。9月に入りその高級機種も相次ぎ投入した。「国民の好感度」が一段と増強されたためという。調査対象のスマホユーザーは1064人。うちアップル端末は20.3%、華為端末は20.1%の比率だ。
ただ、中国国内のスマホ市場全体は、足元で冴えない。統計調査によると、今年第2四半期の中国国内スマホ市場出荷は、前年同期比2.1%減の約6510万台に低迷した。マイナス成長率は縮小したものの、上半期全体では7.4%減の1億3000万台に落ち込んでいる。
中国スマホ市場の不振に関しては、買い替えサイクルの長期化、市場の飽和、技術革新の停滞など、複数の要因が指摘された。中国人消費者のスマホ買い替えサイクルは、足元で平均34カ月(2年10カ月)まで延びている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
華為が8月末発売したフラッグシップスマートフォン「HUAWEI Mate 60 Pro」も、短時間で売り切れるなど中国で人気化している。9月に入りその高級機種も相次ぎ投入した。「国民の好感度」が一段と増強されたためという。調査対象のスマホユーザーは1064人。うちアップル端末は20.3%、華為端末は20.1%の比率だ。
ただ、中国国内のスマホ市場全体は、足元で冴えない。統計調査によると、今年第2四半期の中国国内スマホ市場出荷は、前年同期比2.1%減の約6510万台に低迷した。マイナス成長率は縮小したものの、上半期全体では7.4%減の1億3000万台に落ち込んでいる。
中国スマホ市場の不振に関しては、買い替えサイクルの長期化、市場の飽和、技術革新の停滞など、複数の要因が指摘された。中国人消費者のスマホ買い替えサイクルは、足元で平均34カ月(2年10カ月)まで延びている。
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