【亜州ビジネス編集部】中国消費者協会によると、全国の消費者協会組織が受理した苦情は2024年に累計176万1886件に上った。前年比で32.6％増加している。このうち、121万1284件を改善し、解決率は68.75％。消費者のために経済損失12億8000万人民元（約268億円）を取り戻した。うち事業者による詐欺行為で2倍の賠償を受けた苦情は1万6173件、賠償額は152万人民元。消費者の訪問・相談は延べ70万人となった。中国消費者協会の情報として、中国政府系メディアが6日付で報じた。

　苦情内容では、アフターサービスに関するものが29.67％、契約に関するものが22.69％、品質に関するものが21.44％、虚偽広告に関するものが6.6％、安全に関するものが5.18％、価格に関するものが4.48％、偽造に関するものが2.14％、人格権に関するものが1.01％、測定に関するものが0.84％、その他が5.95％となっている。

　23年と比較すると、安全性、虚偽広告、品質に関する苦情の割合が拡大する一方で、アフターサービス、契約、価格設定に関する苦情の割合は低下している。


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