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  ニュース     2024/11/22 14:09

中国:人型ロボは「爆発的成長の前夜」、ESTUNなど人気 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】人型ロボットの注目度が持続的に高まっている。今年第4四半期に入り、資本市場でも人型ロボットが人気化し、多数の機関投資家が関連企業の集中調査を実施した。業界内では、大規模な資金調達も頻発している。証券日報が22日付で伝えた。

 各機関投資家が調査対象に選んだ企業は、上から中控技術(Supcon Technology:688777/SH)で322社、石頭科技(Roborock Technology:688169/SH)で245社、科徳数控(KEDE Numerical Control:688305/SH)で237社、双環伝動機械(Shuanghuan Driveline:002472/SZ)で161社、浙江大華技術(Dahua Technology:002236/SZ)で129社、南京埃斯頓自動化(ESTUN:002747/SZ)で116社を数えた。特にスマート産業ロボットのリーディング企業、ESTUNは多数の機関投資家から注目されている。Windデータによると、年初から現在までに合計638社の機関投資家が訪問したという。

 人型ロボット産業に対する投資熱は高い。中国銀行研究院のアナリストは、「人型ロボット産業は『爆発的成長の前夜』にある」と指摘した。人工知能(AI)技術の進展が人型ロボットの早期実用化を後押しするとの見方を示している。 

 こうしたなか、AI技術を搭載した汎用人型ロボット開発スタートアップ企業、北京銀河通用機器人有限公司(Galbot)は11月18日、5億人民元(約106億5000万円)の調達を完了した。今回の増資には、恒旭キャピタル、香港投資管理(HKIC)、上海人工知能産業基金などが参加し、既存株主のIDGキャピタルや経緯ベンチャーズなども追加投資している。

 大規模AIモデル搭載の人型ロボット「星動STAR1」などを開発した北京星動紀元科技有限公司(ROBOTERA)は10月16日、3億人民元のプレAラウンド資金調達を完了した。清流キャピタルやアリババなどから成長資金を得て、汎用人型ロボットの商業化を加速するという。


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