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  ニュース     2024/10/16 15:14

中国貨物船の世界輸送シェア18.7%、合計4.3億DWTに拡大 無料記事

 【亜州ビジネスニュース編集部】中国が保有する貨物船の輸送能力は、足元で全国4億3000万載貨重量トン(DWT)に拡大した。世界シェアは18.7%に上る。中国交通運輸部水運局が15日に報告した。
 中国の港湾作業量は、プラス成長を持続している。今年1~8月の中国港湾は、貨物取扱量が11億1000万トン、コンテナ取扱量が億2000万TEUに伸びている。前年同期比でそれぞれ3.7%、8.2%ずつ増加した。また、鉄道と水運を一体運用する「マルチモーダル」によるコンテナ輸送実績も、前年同期比17.7%増の778万TEUに達している。
 中国の航運業はスマート化・グリーン化への転換が加速し、上海港の羅涇コンテナターミナルなど多数の自動化ターミナルが今年竣工した。全中国の自動化ターミナルは合計49カ所に拡大し、引き続き世界をリードしている。また、電子航路図の公開距離も伸び、足元で7800キロメートル以上の高規格航路を網羅した。
 中国を代表する上海港は、国際航運センターの構築を急いでいる。今年1~9月のコンテナ取扱量は、前年同期比8.0%増の3910万2000TEUに達した。上海浦東空港と虹橋空港の航空便発着回数、旅客数、貨物取扱量もそれぞれ60万2000回、9343万3000人、307万2000トンに拡大し、前年同期比でそれぞれ17.8%、33.5%、12.0%ずつ増加した。
 さらに、今年初めに商業運行を開始した中国初の国産大型クルーズ船「愛達・魔都(Adora Magic City)」も活躍している。すでに累計25万人以上の旅客にサービスを提供したという。



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