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  ニュース     2025/04/16 15:17 NEW!!

中国の25年人型ロボ市場規模1610億円、世界シェア50%へ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国のエンボディドAI(物理空間で人や環境と直接やり取りできる人工知能技術)とヒューマノイドロボットの市場規模は、2025年にそれぞれ52億9500万人民元(約1030億円)と82億3900万人民元(約1610億円)に上る見通しだ。全世界に占める比率は、それぞれ27%と50%に達するとみられている。情報ベンダーの北京甲子光年科技服務有限公司が15日に発表した「第2回中国人型ロボット・エンボディドAI産業研究リポート」の内容として、中国新聞網などが伝えた。

 中国のヒューマノイドロボット産業は24年以来、産業チェーンの形成という推進力を得て、「技術進歩とイノベーションの継続」「市場規模の拡大」「応用シーンの拡張」「政策支援と資本投入の増強」「国際的協力・交流の強化」の機会が到来している。さらに今年は、「技術検証期」から「大規模商用期」へ迅速に移行する可能性があると報告した。また、コストの低下やエコシステムの整備に伴い、産業は新エネルギー自動車(NEV)の発展パターンを再現する形で、中国経済の新しい成長点に躍進する可能性があるという。

 エンボディドAIとヒューマノイドロボットの技術強化は、世界の成長を牽引する見込みだ。世界全体のエンボディドAI市場規模は、25年に総額195億2500万人民元、30年に2326億3000万人民元まで拡大するとの見方を示している。年率平均成長率(CAGR)は64.18%に上ると試算した。当面はオートメーションや製造業がエンボディドAI市場の主要応用分野で、それに医療装置や物流装置などの台数拡大が後続するとみているという。


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