ニュース 2025/03/27 13:25
中国:データセンターIC規制強化、エヌビディアに打撃も 
政策・政治(中央) 産業・企業
【亜州ビジネス編集部】中国国家発展改革委員会(発改委)が昨年、データセンターの新設または拡張の際に採用する半導体の省エネ基準を引き上げたことが分かった。中国市場で売り上げの大きいエヌビディア(NVDA/NASDAQ)の「H20」は同基準を満たしていないため、規制が厳格に実施された場合、販売の落ち込みが予想される。台湾・工商時報が27日報じた。
関係者によると、中国の監督機関は過去数カ月間に阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)、北京字節跳動科技有限公司(バイトダンス)、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)などのハイテク大手に対し、H20を調達しないよう指導したという。しかし、現時点で規制は厳格に実行されておらず、H20の販売に陰りは見えていない。エヌビディアは2024年第4四半期、中国市場で55億3400万米ドル(約8320億円)の売上高を計上した。4四半期連続の増収で、25年通年売上高は171億800万米ドルに達した。
エヌビディアは新たな省エネ基準に対応するため、H20の性能の調整を検討している。しかし、中国市場における競争に不利になるため、鄭柵潔・発改委主任との交渉を求めている。
一方、新たな規制は新規に建設されるデータセンターが対象のため、既存のデータセンターでは、従来の半導体を廃棄してH20への置き換えを進める中国企業もある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
関係者によると、中国の監督機関は過去数カ月間に阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)、北京字節跳動科技有限公司(バイトダンス)、騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)などのハイテク大手に対し、H20を調達しないよう指導したという。しかし、現時点で規制は厳格に実行されておらず、H20の販売に陰りは見えていない。エヌビディアは2024年第4四半期、中国市場で55億3400万米ドル(約8320億円)の売上高を計上した。4四半期連続の増収で、25年通年売上高は171億800万米ドルに達した。
エヌビディアは新たな省エネ基準に対応するため、H20の性能の調整を検討している。しかし、中国市場における競争に不利になるため、鄭柵潔・発改委主任との交渉を求めている。
一方、新たな規制は新規に建設されるデータセンターが対象のため、既存のデータセンターでは、従来の半導体を廃棄してH20への置き換えを進める中国企業もある。
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