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  ニュース     2024/10/04 11:07

中国・香港で証券口座開設が急増、株価急騰で投資ブーム 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】株式相場の急騰を受け、中国と香港で証券取引口座の開設数が急増しているようだ。うち中国では、直近1週間で口座を開設した人のうち、「90後(1990年代生まれ)」や「00後(2000年代生まれ)」など若年層の比率が70%にも達する。一方の香港では、一部の証券会社で開設数が数倍に膨らんでいるという。香港メディアの星島日報が3日伝えた。

 中国では1~7日まで国慶節の大型連休となるが、一部の証券会社は当番制で顧客対応を行っている状況。証券会社前に口座開設のための行列ができる様子も報じられている。インターネット上では「行列待ちの中に僧侶がいた」との投稿も見られ、現地の熱狂ぶりがうかがえる。

 香港では、耀才証券、富途証券など複数の証券会社で証券取引口座の開設数が急増しているという。うち富途証券では、実店舗での1日当たり開設数が先週、年内最多を記録した。香港では、銀行の投資口座で株式売買を行う人も多いが、より手数料の安い証券会社に乗り換える人が増えている状況。富途証券では、銀行や他社からの移管が先週、従来の約2倍に急増したという。

 報道では、株価急騰によるもうけを見込み、消費をアップグレードする人々の様子も報じられている。ネット上では「鉄道のビジネスクラス待合室が人でいっぱいだった」「高級フィットネスクラブに申し込んだ」などといった書き込みが見られるという。また、ゴールドを換金して株式投資に充てる人も多いと伝わっている。

 中国の金融当局3部門が記者会見で金融緩和などを発表した9月24日以降、連休に入る30日までに上海総合指数は累計21.4%上昇した。香港ではハンセン指数が9月24日~10月3日までに累計21.1%上昇している。


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