【亜州ビジネス編集部】設立30周年を迎えた比亜迪（BYD：1211/HK）は18日、累計1000万台目となる新エネルギー自動車（NEV）をラインオフしたと報告した。記念すべき1000万台目の車両は「騰勢（DENZA）Z9」で、世界的に話題の没入型アクションRPG「黒神話：悟空（Black Myth: Wukong）」を開発した游戯科学（Game Science）の馮キ・最高経営責任者（CEO）に引き渡された。

　BYDによれば、最初の500万台を達成するのに15年かかったものの、次の500万台はわずか15カ月で達成したという。中国自動車業界の「加速」に新たな記録を再び樹立した形だ。

　スマート化の後半戦において、BYDの王伝福・董事長兼総裁は、1000億人民元を投入し、人工知能（AI）と自動車技術を融合したスマート技術を開発し、車両の全面的なスマート化を実現する方針を打ち出した。これにより、同分野で将来的な影響力を獲得することを目指す。


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