ニュース 2016/12/07 16:48
中国:北京市のサーモン輸入が20倍以上に急増、1〜11月で3705トン
経済・統計
首都国際空港を窓口とした北京市のサーモン輸入が急増している。今年1〜11月の累計で合計3705トンに達した。すでに15年通年の154トン(中国サーモン輸入全体のわずか0.4%)を24倍も上回っている。この背景には、通関や検査の簡素化などがあるという。中国政府系メディアが6日付で伝えた。
空運されてきたサーモンの産地は、チリ、オーストラリア、北大西洋フェロー諸島など。他のエリアより通関手続きが煩雑なため、昨年まで北京は上海や成都、天津で一旦輸入されたサーモンをさらに国内輸送して、多くを消費してきた。北京市場のサーモン需要は、年間で約1500トンに上る。
こうしたなか、北京首都国際空港の出入境検験検疫局は、検査・検疫システムを改善。サンプル検査の頻度も抑えた。その結果、空港到着から最短1日で市場に並べられるようになった。上海や成都など遠隔地からの国内輸送コストが省かれるため、1キロ当たりのコストは最大5人民元ほど低下したという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
空運されてきたサーモンの産地は、チリ、オーストラリア、北大西洋フェロー諸島など。他のエリアより通関手続きが煩雑なため、昨年まで北京は上海や成都、天津で一旦輸入されたサーモンをさらに国内輸送して、多くを消費してきた。北京市場のサーモン需要は、年間で約1500トンに上る。
こうしたなか、北京首都国際空港の出入境検験検疫局は、検査・検疫システムを改善。サンプル検査の頻度も抑えた。その結果、空港到着から最短1日で市場に並べられるようになった。上海や成都など遠隔地からの国内輸送コストが省かれるため、1キロ当たりのコストは最大5人民元ほど低下したという。
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