ニュース 2019/09/20 19:59
中国:南京に国産CPU企業進出、竜芯中科が456億円投資
産業・企業
江蘇省省都の南京市が中国のCPU(中央演算処理装置)企業を誘致した。IC設計の竜芯中科技術有限公司が江北新区の南京軟件園に総額30億人民元(約456億円)を投じる。プロジェクトを推進する竜芯中科技術有限公司・南京公司を新設したうえで、「中国南方の総本部」と位置付ける計画。現地でCPUの研究・開発、生産、販売を一貫して手掛ける。南京軟件園の管理委員会が報告した。
南京軟件園は18日、合計6件に上る投資プロジェクトを誘致。これらの投資予定額は100億人民元を超えた。うち竜芯中科をはじめとする5件は、半導体関連となっている。
傘下の南京公司を通じ、竜芯中科は面積200ムー(約13.3ヘクタール)の工業用地を確保。中国南方の重要戦略拠点を整備する。
このほか浙江省中部の金華市にも、竜芯中科は進出を決めた。金華市政府と竜芯中科は8月5日、 現地投資に関する契約を締結。川上から川下までを網羅したエレクトロニクス産業の集積地とすることで合意した。金華科技城内に「浙江省竜芯智慧産業園」を整備する。面積1300ムー(約86.7ヘクタール)の工業地を確保し、総額150億人民元以上を投資。高性能CPUを研究・開発、生産する予定だ。
中国科学院と北京市政府が共同出資する竜芯中科は2010年に発足。中国科学院の技術を導入し、国産高性能プロセッサ「竜芯(Loongson)」の改良を手がけている。開発段階から商用化に移行した。すでに中国独自開発の測位システム「北斗衞星導航系統(北斗)」や設備制御、石油探査などの各領域で採用されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
南京軟件園は18日、合計6件に上る投資プロジェクトを誘致。これらの投資予定額は100億人民元を超えた。うち竜芯中科をはじめとする5件は、半導体関連となっている。
傘下の南京公司を通じ、竜芯中科は面積200ムー(約13.3ヘクタール)の工業用地を確保。中国南方の重要戦略拠点を整備する。
このほか浙江省中部の金華市にも、竜芯中科は進出を決めた。金華市政府と竜芯中科は8月5日、 現地投資に関する契約を締結。川上から川下までを網羅したエレクトロニクス産業の集積地とすることで合意した。金華科技城内に「浙江省竜芯智慧産業園」を整備する。面積1300ムー(約86.7ヘクタール)の工業地を確保し、総額150億人民元以上を投資。高性能CPUを研究・開発、生産する予定だ。
中国科学院と北京市政府が共同出資する竜芯中科は2010年に発足。中国科学院の技術を導入し、国産高性能プロセッサ「竜芯(Loongson)」の改良を手がけている。開発段階から商用化に移行した。すでに中国独自開発の測位システム「北斗衞星導航系統(北斗)」や設備制御、石油探査などの各領域で採用されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。