新エネルギー（NEV）の中国販売市場もマイナス成長に転落した。購入補助の減額などが重しとなっている。中国汽車工業協会は12日、今年7月のNEV販売台数が前年同期比4.7％減の概算8万台に低迷したと発表した。電気自動車（EV）は1.6％増の6万1000台に伸びたものの、プラグインハイブリッド車（PHV）が20.6％減の1万9000台に落ち込んでいる。
　生産台数も低迷した。7月のNEV生産は、前年同期比6.9％減の8万4000台に縮小している。
　車両搭載ベースの動力電池出荷量も減少を余儀なくされた。7月は4.7GWh（470万kWh）にとどまっている。前年同期比で40.5％増を達成したものの、前月比では29％も落ち込んだ。うち乗用EVに関しては、前月比で54％減の2.2GWhにまで縮小している。
　今年6月26日から新たに適用された「2019年度版NEV補助金政策」は、前年比で平均約50％の減額。国とは別に地方が独自支給していたNEV補助金も、同月25日までで廃止された。


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