日本の三大通信キャリアによる華為技術有限公司（Huawei）製スマートフォン（スマホ）の販売が再開される。 NTTドコモは20日、「P30 Pro」シリーズ端末の予約販売を始めると発表。8月21日10時から受け付けることを明らかにした。

　2019年夏モデルの「P30 Pro HW-02L」に関しては、予約受け付けを再開する。9月に正式販売する予定だ。5月に発売延期を一旦通知したものの、これを解除する。　

　米商務省が華為技術に対する禁輸措置導入の先送りを決めたため。米政府は5月15日、華為とその関連会社をエンティティリストに追加した。米国企業はBISの許可がなければ、華為などに技術の売却・譲渡ができなくなっている（ただ、同月20日に規制を一部修正した上でTGLを発行）。　

　米商務省・産業安全保障局（BIS）は8月19日、華為とその関連会社に対する禁輸措置について、輸出を含む取引への限定的な許可を米企業に付与する「臨時一般許可証（TGL：Temporary General License）」の効果を90日間延長すると発表した。

　華為製のスマホをめぐっては、ソフトバンクとKDDIも8月上旬にそれぞれ取り扱いを再開した。「顧客に利益を損なうことがない点が確認できたため」と説明している。


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