ニュース 2020/03/03 19:08
中国:2月「車ディーラー在庫指数」81.2、警戒ゾーン26カ月連続
経済・統計
中国の新車販売市場で、ディーラー在庫の上昇が鮮明化している。中国汽車流通協会が2日に報告した2020年2月の「自動車ディーラー在庫早期警戒指数(VIA)」は81.2に上昇(悪化)。前月(62.7)比で18.5ポイントも上昇し、依然として警戒ラインの50を上回る水準で推移した。18年1月以来、26カ月連続で50を超えている。
新型コロナウイルスの感染拡大を警戒し、多くのディーラーが開店を先送りした。2月第3週から開業店舗が増えてきたものの、その比率は全体の5割程度にとどまっている。第4週になって開業率は7割を超えた。各ディーラーはオンライン販売を強化したが、購入需要の減退が進んだという。エリア別のVIAは、北部が81.0、東部が83.6、西部が75.6、南部が81.6で推移した。
中国汽車流通協会は会員企業に対し、店舗のコロナ防疫、ネット販売の促進を優先するよう指導。そのうえで、コストの削減を重視し、経営リスクを低下させるよう求めた。
VIAはPMI(製造業購買担当者景気指数)の算出法と類似。50を下回ると自動車在庫が適正レベルにあることを示す。逆に数値が高いほど、需要の低迷、在庫圧力の上昇、経営圧力の増大を示唆する。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新型コロナウイルスの感染拡大を警戒し、多くのディーラーが開店を先送りした。2月第3週から開業店舗が増えてきたものの、その比率は全体の5割程度にとどまっている。第4週になって開業率は7割を超えた。各ディーラーはオンライン販売を強化したが、購入需要の減退が進んだという。エリア別のVIAは、北部が81.0、東部が83.6、西部が75.6、南部が81.6で推移した。
中国汽車流通協会は会員企業に対し、店舗のコロナ防疫、ネット販売の促進を優先するよう指導。そのうえで、コストの削減を重視し、経営リスクを低下させるよう求めた。
VIAはPMI(製造業購買担当者景気指数)の算出法と類似。50を下回ると自動車在庫が適正レベルにあることを示す。逆に数値が高いほど、需要の低迷、在庫圧力の上昇、経営圧力の増大を示唆する。
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