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  ニュース     2019/11/08 18:59

中国:食品輸入額が19%増、18年は8兆円超え 無料記事

 中国で食品の海外輸入が活発化している。2018年の輸入先は、世界185カ国・地域にまで拡大した。魚介類、肉類、乳製品の輸入額は、100億米ドル(約1兆930億円)規模をそろって超過。18年の食品輸入額は、前年比119億1500万米ドル(19.33%)増の合計735億6900万米ドル(約8兆400億円)に上る。進口食品研究院が7日に発表した「中国進口食品行業報告」に記された。

 魚介類の輸入先はロシア産、米国産、カナダ産の順。エクアドルからの輸入額は338%も増えた。魚介類のうち、エビ類の輸入額は92%の伸びを記録している。

 肉類の輸入額では、牛肉が最大比率の44.06%を占めた。牛肉の輸入額は、過去5年で262%拡大している。これに豚肉、家禽肉が続いた。一方、豚肉は輸入量が最大。肉類の輸入先は、ブラジル、豪州、ニュージーランドの順となっている。中国の輸入窓口は、上海市、広東省、山東省が上位。

 乳製品の輸入では、粉ミルクが80万トンを超えた。主な産地はニュージーランド、豪州、米国など。中国の輸入窓口は、上海市、広東省、福建省が上位に並んだ。

 果物の輸入額は、17年比で35%増の80億米ドルあまりに積み上がっている。輸入額ベースで最多はチェリー、輸入量ベースで最多はバナナ。近年はドリアンの輸入額、輸入量が目立って増えている。タイ、チリ、ベトナムなどから輸入した。


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