中国汽車工業協会は12日、今年2月の新車販売台数が前年同月比79.1％減の31万台に落ち込んだと発表した。マイナス成長は20カ月連続。減少率は前月の18.7％から60.4ポイント拡大した。生産も79.8％減の28万5000台に縮小。前月比では、販売、生産いずれも83.9％減少している。複数メディアが伝えた。

　1〜2月の累計では、販売台数が前年同期比42.0％減の223万8000台。生産台数は45.8％減の204万8000台だった。

　うち乗用車だけで見ると、単月の販売台数は前年同月比81.7％減の22万4000台（前月比86.1％減）、生産台数は82.9％減の19万5000台（同86.4％減）。1〜2月の累計では、販売台数が前年同期比43.6％減の183万1000台、生産台数が48.1％減の161万3000台に縮んでいる。

　新エネルギー車も不振が続く。2月の販売台数は前年同月比75.2％減の1万2908台に低迷した。減少率は前月の43.7％から拡大している。内訳は電気自動車（EV）が72.6％減の1万680台、プラグインハイブリッド車（PHV）が82.9％減の2228台。新エネ車全体の生産台数は9951台で、前年同月を82.9％下回った。

　同協会は併せて、自動車メーカーの再稼働状況を報告。今月11日の時点で、完成車メーカー主要23社（年間販売数の96％超を占める）の操業再開率は90.1％に達した。従業員の復帰率は77％となっている。


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