ニュース 2020/03/27 18:59
中国:広州市の新車販売に回復傾向、車各車が現金還元で販促強化
経済・統計
広東省広州市の新車販売市場が活気を取り戻しつつある。新型コロナウイルスの新規感染が抑えられるなかで、来店客に検温を求めるなどの厳戒モードを解除する店舗も散見されるようになってきた。市が3月に打ち出した車消費テコ入れ策の効果に加え、メーカー勢も自腹を切って販売促進を強化。マーケットの早い回復を後押ししている。第一財経が26日付で伝えた。
トヨタ自動車(7203/東証)と広州汽車集団(2238/HK)の中国合弁、広汽豊田汽車(広汽トヨタ)と契約している広州市内のあるディーラーは、2月17日に春節後の営業を再開。2月に102台どまりだった契約が、3月は19日時点で310件にまで回復した。優待が適用されたハイブリッド車(HV)の販売は、2月の51台から3月に4倍の156台に急増している。
販促に向けて広汽トヨタは、キャッシュバックキャンペーンを展開。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの新エネルギー車(NEV)については、市の補助金を加えて最大2万人民元(約31万円)を優待。HVについても3000人民元を現金還元している。
このほか、ホンダ(7267/東証1部)との合弁会社である広汽本田汽車有限公司(広汽ホンダ)や、広州汽車の自主ブランド車「伝祺(Trumpchi)」、広州汽車集団EV部門の広汽新能源汽車など、広州市を本拠地とするメーカーが値引き販売に乗り出した。
中央政府の要請に応じる形で、広州市は3月3日に自動車購入支援を発表。車ナンバープレート発給枠の積み増しを検討するとともに、年内までの時限措置としてNEV購入者に1台当たり1万人民元、新排ガス基準「国6」への買い替えに3000人民元をそれぞれ現金給付すると決めた。
調査会社のニールセンによれば、新型コロナの感染対策で車生産・販売活動が停滞するなか、広州市の新車販売は今年1月に前年同月比44.4%減の3万8832台、2月に64.6%減の1万8250台にまで縮小している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
トヨタ自動車(7203/東証)と広州汽車集団(2238/HK)の中国合弁、広汽豊田汽車(広汽トヨタ)と契約している広州市内のあるディーラーは、2月17日に春節後の営業を再開。2月に102台どまりだった契約が、3月は19日時点で310件にまで回復した。優待が適用されたハイブリッド車(HV)の販売は、2月の51台から3月に4倍の156台に急増している。
販促に向けて広汽トヨタは、キャッシュバックキャンペーンを展開。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの新エネルギー車(NEV)については、市の補助金を加えて最大2万人民元(約31万円)を優待。HVについても3000人民元を現金還元している。
このほか、ホンダ(7267/東証1部)との合弁会社である広汽本田汽車有限公司(広汽ホンダ)や、広州汽車の自主ブランド車「伝祺(Trumpchi)」、広州汽車集団EV部門の広汽新能源汽車など、広州市を本拠地とするメーカーが値引き販売に乗り出した。
中央政府の要請に応じる形で、広州市は3月3日に自動車購入支援を発表。車ナンバープレート発給枠の積み増しを検討するとともに、年内までの時限措置としてNEV購入者に1台当たり1万人民元、新排ガス基準「国6」への買い替えに3000人民元をそれぞれ現金給付すると決めた。
調査会社のニールセンによれば、新型コロナの感染対策で車生産・販売活動が停滞するなか、広州市の新車販売は今年1月に前年同月比44.4%減の3万8832台、2月に64.6%減の1万8250台にまで縮小している。
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