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  ニュース     2020/06/15 18:59

BYDが華為と戦略提携、「麒麟」チップ車載へ 無料記事

 充電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)がこのほど、通信設備メーカー中国最大手の華為技術(ファーウェイ)と戦略的提携関係を結んだもようだ。華為は自社チップの自動車デジタルコックピット分野での応用を目指しており、第1弾として「麒麟710A」の投入を計画。「麒麟」はこれまで、華為のスマートフォンにのみ利用されていたが、BYDとの提携の中で初めて車載チップとして応用される運びだ。中国メディアが15日、消息筋情報として伝えた。
 この報道について、BYDは現地メディアの取材に対し、「開示できる情報はない」と回答。一方、華為からのコメントは得られなかったという。
 報道によれば、BYDは車載チップとして2019年に米クアルコムの「スナップドラゴン820A」を採用した。ただ、米中の摩擦激化などを考慮し、国産チップへの切り替えを図る考えと指摘されている。
二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産に参入。小型ガソリン車のほか、PHV、電気自動車(EV)を生産する。09年5月にVW、10年3月にダイムラーと業務提携。携帯端末事業では、比亜迪電子(285/HK)を傘下に置く。米投資家バフェット氏が長期株主に。08年に同氏の投資会社バークシャー・ハサウェイの子会社が出資した。新規事業。16年にモノレール事業への参入を発表。国内外の複数都市で建設を進めている。


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