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  ニュース     2020/02/26 18:59

中国:蔚来汽車が合肥に「中国本部」整備、投資額100億元超え 無料記事

新興EVメーカーの上海蔚来汽車(NIO/NYSE)は25日、安徽省・合肥市に「中国本部」を整備すると宣言した。中国本部プロジェクト向けの投資額は100億人民元(約1580億円)を超える見通し。合肥市政府との間で現地投資に関する覚書を交わした。政府の支援を得て資金を確保する。複数の中国メディアが伝えた。
 同社はまた、現地工場「合肥江淮蔚来先進製造基地」でSUV「EC6」の量産プロジェクトを正式始動すると宣言した。「EC6」は、年産能力約10万台の合肥江淮蔚来先進製造基地で生産を手掛ける3車種目となる。今年7月に価格や性能を公表し、9月から納車する予定だ。0-100km/h加速タイムは4.7秒。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)モードの航続距離は615kmに達する。
 蔚来汽車を巡っては、業績不振が続くなか、資金繰りの悪化が警戒されていた経緯がある。2019年12月末に発表された第3四半期(7〜9月)決算では、25億5361万人民元の純損失を計上していた。今月初には、「新型コロナウイルスの影響で工場の操業再開が遅延し、従業員給料の遅配に追い込まれる」との観測報道などが流れた。ただ、ニーオ側は「2020年に入り、転換社債の発行を通じて総額2億ドルを調達済み」として資金繰りの悪化を否定。その後、「2月8日に支払い予定の給料は、2月14日に支払われた」と伝えられた。


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