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  ニュース     2019/10/30 19:59

中国の7〜9月スマホ出荷、66%増の華為が首位独走=カナリス 無料記事

 中国のスマートフォン市場で、最大手の華為技術(ファーウェイ)が独走状態を続けている。市場調査会社のカナリスが30日発表した統計データによると、同社の中国出荷数は第3四半期(7〜9月)に前年同期比66%増の4150万台に拡大。上位5社で唯一プラス成長を確保している。市場シェアは42.4%と、前年同期の24.9%から大幅に膨らんだ。

 市場全体は縮小が続いたものの、華為の躍進は止まらない。2位とのシェアの差は24.5ポイントにも達した。カナリスのアナリストは、通信キャリアやサプライヤーとの緊密な関係の下、第5世代(5G)関連設備の市場でも華為が一段の優位性を発揮するとみている。

 他メーカーの出荷数を見ると、2位の維沃移動通信(vivo)は23%減の1750万台で、市場シェアが22.7→17.5%に縮んだ。3位の広東欧珀移動通信(OPPO)は20%減の1700万台でシェア21.2→17.0%、4位の小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)は33%減の880万台でシェア13.1→9.0%、5位のアップルは28%減の510万台でシェア7.0→5.1%と推移した。中国全体のスマホ出荷数は、7〜9月期に3%減の9780万台に下向いている。

 米当局による制裁措置を受けて海外でのスマホ販売縮小が見込まれる中、華為は国内販売を強化している状況だ。同社は先ごろ、会社全体のスマホ出荷数が7〜9月期に約7000万台に達したことを明らかにしており、これは第1四半期(1〜3月)と第2四半期(4〜6月)の平均値である5900万台を上回っている。


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