中国の太陽光発電規模は、2050年ごろ電源別で最大に成長する見通しだ。技術開発やコスト削減、発展状況、政策支援、ビジネスモデル確立、効率向上など各方面で追い風が吹いている。国家発展改革委員会・能源研究所、隆基緑能科技股フン有限公司、陝西煤業化工集団が共同で12日に報告した「中国2050年光伏発展展望」に記された。

　2020〜25年にかけた第1段階では、業界全体の成長に弾みがつく見込み。2025〜35年にかけた第2段階では、産業の大規模化が進行していくと分析した。太陽光発電設備の設置容量については、25年時点で730GW（7億3000万kW）、35年時点で3000GWに膨らむと想定。50年時点で5000GWにまで急拡大するとの見方を示した。全国電力需要の4割を満たすと期待している。

　競合する電源と比較し、太陽光のコスト低下は著しい。部材価格の下落が急ピッチに進むなか、足もとで補助金の不要な太陽光発電プロジェクトが着工された。


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