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  ニュース     2020/09/23 18:59

中国:年末にスマホ部品争奪戦へ、華為制裁が影響 無料記事

 台湾の調査会社トレンドフォースは最新リポートで、中国のスマートフォン大手の間で今年第4四半期(10〜12月)にも「部品争奪戦」が始まるとの見通しを示した。米国による華為技術(ファーウェイ)への制裁措置を受け、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)などの競合各社が2021年の生産計画を上方修正するとみられるためだ。香港メディアが23日伝えた。

 トレンドフォースは米制裁によるファーウェイへの影響について、「2020年は限定的」との見方。中国スマホ市場でのシェアはファーウェイが14%とトップを維持し、これに小米の12%、OPPO広東移動通信の11%、維沃移動通信(vivo)の9%が続くと予測した。ただ、21年には小米、OPPO、vivoの3社が生産計画を引き上げ、ファーウェイのシェアを奪いに来るとみている。

 これまでの報道によると、ファーウェイは21年のスマホ出荷に慎重なスタンス。同社が韓国の主要代理店に通知したところによると、同年の出荷数は5000万台程度となる見通しだ。これは19年実績、20年予測のそれぞれ21%、26%に相当する規模にとどまる。米国の規制によって半導体供給が滞る中、同社は生産規模の縮小を迫られる見込みという。

 なお米調査会社IDCによると、中国のスマホ出荷台数は20年第2四半期(4〜6月)に前年同期比10.3%減の8780万台だった。首位はファーウェイで、出荷数は9.5%増の3970万台。以下、vivoが18.0%減の1500万台、OPPOが22.7%減の1410万台、小米が21.9%減の910万台、アップルが11.6%増の730万台と続いた。


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