ニュース 2020/06/25 18:59
中国:ビニールサンダルに「環境ホルモン」、基準値313倍も
リスク管理・社会
中国で市販されている履物製品に、有害な化学物質が大量に含有している実態が明らかにされている。広東省深セン市の消費者委員会は23日、市内で販売中のビニール製サンダルに対して展開した品質調査の結果を発表。15品目中6品目で基準値を超える環境ホルモン「フタル酸エステル」が検出されたと報告した。
ポリ塩化ビニールの可塑剤として、フタル酸エステルは多く使用されている物質。呼吸器や消化器など人体に入り、内分泌かくらん性(=環境ホルモン)や生殖毒性などヒトへの悪影響を及ぼすことが懸念されてきた。
調査対象となった15品目(ブランド別)のうち基準値を超える同物質が検出されたサンダル製品は回力、快鹿、集美の大手3ブランドを含む合計6ブランド。3ブランドの基準値超えの割合はそれぞれ313倍、290倍、195倍を記録した。
またフタル酸エステルのほかに、残留性有機汚染物質「鎖塩素化パラフィン(SCCP)」が4ブランドでEU基準値を超えていた。
化学素材の履物類を購入する際に、強い刺激を発しているものについて特に注意するよう、委員会は呼びかけている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ポリ塩化ビニールの可塑剤として、フタル酸エステルは多く使用されている物質。呼吸器や消化器など人体に入り、内分泌かくらん性(=環境ホルモン)や生殖毒性などヒトへの悪影響を及ぼすことが懸念されてきた。
調査対象となった15品目(ブランド別)のうち基準値を超える同物質が検出されたサンダル製品は回力、快鹿、集美の大手3ブランドを含む合計6ブランド。3ブランドの基準値超えの割合はそれぞれ313倍、290倍、195倍を記録した。
またフタル酸エステルのほかに、残留性有機汚染物質「鎖塩素化パラフィン(SCCP)」が4ブランドでEU基準値を超えていた。
化学素材の履物類を購入する際に、強い刺激を発しているものについて特に注意するよう、委員会は呼びかけている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。