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  ニュース     2020/06/25 18:59

シンガポール5Gサービス、基幹設備で中国華為など排除 無料記事

 第5世代(5G)移動通信サービスの全国展開を予定するシンガポール・テレコム(シングテル)と、スターハブ・M1のコンソーシアムは24日、シングテルがスウェーデンのエリクソンをネットワーク設備の主要サプライヤーとし、スターハブ・M1連合はコアネットワークにフィンランドのノキア製品を採用、ローカルエリアネットワーク(LAN)では中国の華為技術有限公司(Huawei)や中興通訊(ZTE:763/HK)の製品を使用すると発表した。25日付聯合早報などが報じた。
 基幹ネットワークを欧州メーカーで固める理由は、ファーウェイ排除を掲げる米トランプ政権の意向に配慮したものとみられる。
 なおM1は、特殊な需要に基づく場合は、エリクソン、ノキア、ファーウェイと協力すると表明した。また、全国サービスは展開せず、特定スポットで小規模な5Gネットワークを供給する予定のTPGテレコムは、ファーウェイの設備を採用する。
 シングテルに3.5ギガヘルツ(GHz)とミリ波の周波数帯を割り当てるなど、情報通信・メディア開発庁(IMDA)は同日、通信4社に対して5Gサービスへの最終認可を下した。来年初めにもサービスが開始される見通し。


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