ニュース 2020/02/06 18:59
中国:新型肺炎が観光業を直撃、SARS損失の3.3兆円超えも
経済・統計
新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が中国の観光業に大きな打撃を与えている。2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)が中国観光業に与えた直接的な損失額は年間で1400億人民元(約2兆2000億円)、周辺まで含めた場合、2100億人民元(約3兆3084億円)に上るとされるが、ある業界関係者は今回の新型肺炎による損失はこれを上回る規模となると予想している。毎日経済新聞が3日付で伝えた。
年末年始の帰省・旅行シーズンを直撃。年末から春節(旧正月、今年は1月25日)過ぎまでは本来であれば国内外の観光地に多くの中国客が訪れるはずだったが、感染への懸念や観光ツアーの販売停止、航空機の運航停止などによって客数は激減した。
中国当局は近年、観光業の拡大を促しており、観光業を含むサービス業の付加価値額が国内総生産(GDP)に占める割合はSARSが流行した2003年から10ポイント以上拡大している。それだけに今回の肺炎が中国の観光業に与えた打撃はさらに大きくなるものとみられる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
年末年始の帰省・旅行シーズンを直撃。年末から春節(旧正月、今年は1月25日)過ぎまでは本来であれば国内外の観光地に多くの中国客が訪れるはずだったが、感染への懸念や観光ツアーの販売停止、航空機の運航停止などによって客数は激減した。
中国当局は近年、観光業の拡大を促しており、観光業を含むサービス業の付加価値額が国内総生産(GDP)に占める割合はSARSが流行した2003年から10ポイント以上拡大している。それだけに今回の肺炎が中国の観光業に与えた打撃はさらに大きくなるものとみられる。
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