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  ニュース     2020/01/22 18:59

中国:20年電力需要は4〜5%拡大へ、非化石電源比率44%に上昇 無料記事

 電力需給の均衡は、2020年も持続する見通しだ。極端な気温の上下が起きないと仮定した場合、中国全体の電力消費は緩やかな伸びが定着すると分析。19年比で4〜5%の増加率が想定されるという。21日開催の「2019〜20年度全国電力需給バランス分析予測報告」で中国電力企業聯合会の于崇徳・専任副理事長(兼秘書長)が語った。
 発電設備の設置容量は今年通年で約1億2000万キロワット(kW)上乗せされると予想。うち非化石電源は8700万kW(72.5%)を占めるとの見方を示した。
 20年末の設置容量は、前年末比6%増の合計21億3000万kWに拡大すると分析。うち非化石電源の総容量は9億3000万kWに達すると予測した。電源全体に占める非化石の比率は、前年末比で1.7ポイント高い43.6%に上昇するとみている。
 19年末のデータにも言及。中国電源全体の容量について、前年末比5.8%増の20億1000万kWに伸びたと指摘した。うち新設電源は1億173万kW(前年比2612万kW減)を占めたという。
 19年の送電網向け投資は、総額で4856億人民元(約7兆7700億円)規模に上った。うち電圧110キロボルト以下の送電網向け投資は全体の63.3%。比率は18年比で5.9ポイント高まった。行政区画やエリアを跨いだ送電が伸びている。


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