ニュース 2020/06/23 18:59
中国:アジアで人気の歯磨き剤「黒人牙膏」、差別問題で名称変更も
リスク管理・社会
中国本土や台湾などアジアを中心に販売している歯磨き剤「黒人牙膏(Darlie)」について、米日用品大手のコルゲート・パルモリーブはこのほど、ブランド名称の変更を含め、商品としての在り方を見直している事実を認めた。昨今の黒人差別反対運動を受けた措置となる。北京商報が22日付で伝えた。
「黒人牙膏」はもともと、1930年代に上海のメーカー、好来薬物が開発・発売した商品だが、後にコルゲートが好来薬物を買収したため、コルゲート傘下のブランドとなった。当初、英語名称は黒人を指す差別用語「Darkie」だったが、批判を受けて現在の「Darlie」に変更。ただ、中国語名称の「黒人牙膏」は引き続き使われている。「牙膏」は歯磨き剤の意味。商品パッケージには白い歯が際立つ黒人男性風のイラストが今も使用されている。
英市場調査会社のユーロモニターによると、中国本土の歯磨き剤市場で「黒人牙膏」のシェアは17%。シンガポールでも21%、マレーシアでは28%と大きい。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
「黒人牙膏」はもともと、1930年代に上海のメーカー、好来薬物が開発・発売した商品だが、後にコルゲートが好来薬物を買収したため、コルゲート傘下のブランドとなった。当初、英語名称は黒人を指す差別用語「Darkie」だったが、批判を受けて現在の「Darlie」に変更。ただ、中国語名称の「黒人牙膏」は引き続き使われている。「牙膏」は歯磨き剤の意味。商品パッケージには白い歯が際立つ黒人男性風のイラストが今も使用されている。
英市場調査会社のユーロモニターによると、中国本土の歯磨き剤市場で「黒人牙膏」のシェアは17%。シンガポールでも21%、マレーシアでは28%と大きい。
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