ニュース 2020/02/04 18:59
中国:アルコール噴射でN95マスク再利用、専門家は「逆効果」指摘
リスク管理・社会
ウイルスが熱やエタノールに弱いことから、中国のインターネット上で最近、「N95マスクにアルコールを噴射すると何度でも使える」といった情報がまことしやかに流れている。しかし、かえってフィルター機能を弱めるだけと専門家は指摘。適切な使用を呼びかけている。科技日報が3日付で伝えた。
「新型コロナウイルス感染による肺炎の診療方案(試行第4版)」によると、「56度・30分の加熱」や「濃度75%のエタノール」でウイルスは不活性化するという。しかし、N95マスクのろ過機能は、アルコールを噴射したり、マスクを熱湯に入れたりすることで損なわれる。N95マスクのウイルス遮蔽率は95%とされるが、これが通常のマスクと同程度の60%にまで低下するという。
N95マスクの使用に関し、専門家は「病院では基本的に使い捨てだが、一般では2〜3回は使える」と説明。ただ、アルコール消毒などには何の効果もないとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
「新型コロナウイルス感染による肺炎の診療方案(試行第4版)」によると、「56度・30分の加熱」や「濃度75%のエタノール」でウイルスは不活性化するという。しかし、N95マスクのろ過機能は、アルコールを噴射したり、マスクを熱湯に入れたりすることで損なわれる。N95マスクのウイルス遮蔽率は95%とされるが、これが通常のマスクと同程度の60%にまで低下するという。
N95マスクの使用に関し、専門家は「病院では基本的に使い捨てだが、一般では2〜3回は使える」と説明。ただ、アルコール消毒などには何の効果もないとしている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。