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  ニュース     2020/08/27 18:59

中国:米国産大豆の輸入継続へ、下半期も安定調達=農業農村部 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 中国は米国産大豆の輸入を継続する方針だ。農業農村部は26日、豆粕や大豆油の国内需要が拡大しつつあると指摘。今年下半期の大豆貿易に言及し、高水準の輸入が続くとの見方を示した。米国産大豆の増産傾向、米中通商協議「第1段階合意」の履行を意識している。
 新型コロナウイルスの流行によるバイオ燃料需要減などが影響し、大豆の需給は比較的に緩んでいると指摘。ブラジルや米国、アルゼンチンをはじめとする主産国からの輸入を続ける考えを明らかにした。
 今年1〜7月にかけた中国の大豆輸入は、前年同期比17.6%増の5514万トンに伸びている。うち7月は16.8%増の1009万トンを輸入した。山東省港湾の大豆輸入価格は、今年7月に500グラム当たり税引き後1.62人民元(約25円)で推移している。前月比で1.6%、前年同期比で2.5%ずつ値上がりしたものの、価格は落ち着いているとの認識を示した。
 一方、食用需要に支えられて国内の需給は引き締まっている。黒竜江省産大豆の買付価格は、今年7月に500グラム当たり2.75人民元に上昇した。前月比で8.2%、前年同期比で51.2%ずつも値上がりしたという。


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