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  ニュース     2020/05/29 18:59

中国:深センがICV産業支援策、関連事業に最大補助30億円 無料記事

 次世代カーとして中国が普及を推進する自動運転車などの「インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)」に関して、広東省深セン市が産業支援策を発表した。関連投資事業や企業に補助金を給付する内容となっている。技術開発とモデル応用を軸としたイノベーション型発展の枠組み構築が狙いだ。産業の健全な発展を促す。同市発展改革委員会が27日発表した「ICV発展支援に関する若干措置」に記された。
 2億人民元(約30億円)の上限を設けた上で、関連事業に対して投資額の40%に相当する助成金を交付。足元でボトルネックとなっている先進技術の実用化や、重要部品の研究開発を推進する。
 コア技術の難関突破プロジェクトも後押し。◆V2X(車車間通信・路車間通信)通信技術、◆コンピュータービジョン、◆ミリ波レーダー、レーザーレーダーなどの環境センサー技術、◆高精度マップや高精測位などのナビゲーション技術、◆アルゴリズム設計、処理チップ、オペレーティングシステム(OS)など設計設定技術――の分野で、主体プロジェクト向け研究開発費の50%を最大1500万人民元まで補助する。
 このほか、産業イノベーション成果の生産工程応用化や、データ収集・分析や情報安全評価などのICV向け公共サービスプラットフォームの構築、バーチャル・テスト・ドライビングプラットフォームの開発なども補助金支援の対象とした。
 家賃補助などを通じた人材誘致支援や、ファンドや投資機関誘致を通じた資金調達環境の整備も支援措置に盛り込んでいる。


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