中国のインターネットサービス最大手、騰訊HD（テンセント・ホールディングス：700/HK）の人気ゲーム「王者栄耀」が春節（旧正月）大みそかに当たる24日、単日ベースで過去最高の売り上げを記録した。課金収入は約20億人民元（約310億円）となり、前年同期を50％上回ったという。「王者栄耀」はもともと社会現象にまでなった大ヒットゲームだが、新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、外出を控えてゲームで遊ぶ人が増えていることも売り上げの拡大につながったとみられている。複数メディアが30日までに伝えた。
　テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信（ウィーチャット）」の利用者が11億人を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。


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