新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受け、春節（旧正月）期間の中国で人の移動が大きく停滞している。春節前後の特別輸送体制「春運」期間（1月10日〜2月18日の40日間）について、2月13日まで35日間の旅客輸送数は延べ14億1400万人に低迷し、前年同時期を46.6％下回った。13日の単日ベースでは83.8％減の1203万8000人にまで落ち込んでいる。交通運輸部が報告した。
　交通手段別（35日間の累計）では、鉄道が41.5％減の2億600万人、道路が47.4％減の11億5400万人、水路が54.6％減の1665万人、空路が41.4％減の3753万人で推移している。
　13日の交通手段別実績は、鉄道が93.2％減の83万3000人、道路が81.5％減の1102万人、水路が93.9％減の5万4800人、空路が92.8％減の13万人とそろって低迷した。
　「春運」がスタートする以前に、交通運輸部は今年の期間中の延べ旅客輸送数が前年同期をやや上回ると想定。約30億人に達すると予測していた。


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