8日のNY株式市場では、中国Eコマース最大手の阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK、BABA/NYSE）が前日比8.95％高の257.68米ドルと急伸し、上場来最高値を切り上げて取引を終えた。傘下決済サービス企業の香港上場観測が浮上したことが好感されている。
　同日付のロイター通信が消息筋情報として伝えたところによると、アリババ傘下で、電子決済サービス「支付宝（アリペイ）」を展開するマ蟻金服（アント・フィナンシャル・サービス）が年内の香港上場を模索しているようだ。上場後の時価総額は、2000億米ドル超と見込まれているという。株式の売り出し規模は、全体の5〜10％になるもようだ。
　なお、計画の細部は確定しておらず、変更される可能性もある。ロイター通信によると、アント側は「同情報は不正確」と述べたという。


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