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  ニュース     2020/05/19 18:59

中国:自動運転開発の小馬智行、北京で人を乗せた実験走行可能に 無料記事

 自動運転関連の技術開発を手がける小馬智行科技有限公司(pony.ai)は18日、人を乗せた状態で自動運転車を公道走行させる許可を北京市政府から取得したと発表した。専門のナンバープレートを車両に着用した上で今後、道路上で実験走行を進める。盖世汽車などが18日付で伝えた。
 北京市は2019年12月30日に人や物を乗せた自動運転車の公道実験を許可。同日に第1号企業として、百度が40枚の専用ナンバープレートを一気に取得した。自動運転スタートアップ企業の同ナンバープレート取得は、小馬智行が初ケース。小馬智行は今後、北京市の海淀区や亦荘区などで、インターネット予約タクシー業務を想定した実験走行を進める。
 自動運転実験用として、すでに北京市は総延長503.68キロメートル(km)に上る151本の公道を開放した。京津冀(北京・天津・河北)エリアに存在する各交通場面の85%をカバーしている。うち北京経済技術開発区の実験エリア40平方kmでは、ロボタクシーやリース、隊列走行などを含む自動運転車の商用化モデルを探索することが可能だ。
 セコイア・キャピタル・チャイナや北京昆侖万維科技(300418/SZ)、トヨタ自動車(7203/東証)などの出資を得た小馬智行は、18年6月に北京市政府から自動運転公道実験の許可を取得。19年は5台の実験車両を使って総延長11万4700キロメートルを走行した。百度に次ぐテスト走行実績を北京市で積み上げている。
 小馬智行は18年から、広東省広州市でもロボタクシーのパイロットサービス「PonyPilot」を開始。19年6月、米国カリフォルニア州でロボタクシー走行テストの許可を取得した。


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