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  ニュース     2020/08/28 19:10

中国:福建省の養殖業者が活ウナギ輸出、日本など海外に販路拡大 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の養殖地が活魚状態のウナギ輸出を積極化している。新型コロナウイルス流行による販売減で飼育数が積み上がる中、海外に販路を広げる狙いだ。主に日本市場を開拓する構えという。中国新聞網が26日に伝えた。
 福建省の福州市ではこのほど、地元企業の楽聚泉食品有限公司がウナギ成体6.5トンを出荷。日本向けの航空便を利用し、総額99万人民元(約1530万円)相当を輸出した。
 楽聚泉食品によれば、活ウナギの輸出は2019年12月から試行的に乗り出している。冷凍した加工ウナギの輸出が鈍化した点を踏まえ、海外輸出を通じた出荷増を狙った措置だ。海外の顧客に対しては、無料サンプルの提供、優遇価格の提示を通じて需要喚起している。
 福州税関も養殖業者の支援に着手した。通関時の待ち時間を短縮化し、ゼロ遅延で航空機を利用できるようにしている。今年1〜7月にかけた活きたウナギ成体の海外輸出数は、福州税関で合計56ロットを数えた。これらの総重量85トン、総額1151万人民元に上る。特に日本が「土用の丑の日」を迎えた7月は月次輸出が突出して多く、4〜6月にかけた第2四半期の総量規模に拡大した。


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