ニュース 2020/03/18 18:59
中国:AIロボ作成の株式リポート、「著作権あり」初判決
リスク管理・社会
広東省深セン市の裁判所はこのほど、AIロボットが作成した株式市況リポートの著作権を認める判決を言い渡した。AIロボットが作成した文書の著作権が認められるのはこれが初めて。内容について、「オリジナリティを有する」と判断された。羊城晩報が17日付で伝えた。
騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が開発した「Dreamwriter」は2018年8月、株式市場の取引終了2分後に市況リポートを発表。その後、上海盈訊科技有限公司が同リポートを無断で引用し、公開した。テンセント側は同社を著作権侵害などで訴えている。
裁判所は「同リポートは絶対的とは言えないものの、収集データの選択方法、分析、表現方法などにおいてオリジナリティを有すると考えられる」と指摘。原告の主張を認めた上で、被告に対して1500人民元(約2万円)の賠償金支払いを命じた。
今回の判決の意義について、AI産業の関係者は「AIを利用した創作活動を促す契機となるだろう」との見方を示している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が開発した「Dreamwriter」は2018年8月、株式市場の取引終了2分後に市況リポートを発表。その後、上海盈訊科技有限公司が同リポートを無断で引用し、公開した。テンセント側は同社を著作権侵害などで訴えている。
裁判所は「同リポートは絶対的とは言えないものの、収集データの選択方法、分析、表現方法などにおいてオリジナリティを有すると考えられる」と指摘。原告の主張を認めた上で、被告に対して1500人民元(約2万円)の賠償金支払いを命じた。
今回の判決の意義について、AI産業の関係者は「AIを利用した創作活動を促す契機となるだろう」との見方を示している。
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