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  ニュース     2020/07/21 18:59

中国:映画館が半年ぶり営業再開、初日興行収入5400万円 無料記事

 新型コロナウイルス流行の影響で今年1月末から閉鎖されていた中国の映画館が20日、約半年ぶりに営業を再開した。現地メディアの報道によると、営業再開初日の興行収入は全国で351万1000人民元(約5400万円)を記録。入場者数が制限されるなど厳しい条件の中で、まずまずの滑り出しと受け止められている。
 中国政府は16日、感染リスクが低い地域で20日から映画館の営業再開を認めるとの通知を発表した。ただ、1回の上映で客数を座席数の3割に抑えることが条件。また、映画館の運営会社に対しては、座席やトイレなどを1日に5回消毒することを求めている。入場客には、マスク着用や検温が義務付けられる。
 こうした中、広州、上海、深セン、成都、武漢、重慶、杭州など各地で20日、映画館が営業を再開した。最も人気の高かった作品は、新疆ウイグル自治区を舞台にした「第一次的離別(A First Farewell)」。同作品の20日の興行収入は152万人民元と、全体の4割を占めた。
 また、20日の観客動員数は全国で15万8000人。映画館1カ所当たり平均15人という水準だった。
 ただ一部メディアによると、首都・北京では映画館の再開が遅れているもよう。国の許可はあっても、市政府の正式な認可が下りていないことが要因とされている。


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