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  ニュース     2020/02/17 18:59

中国:70都市の1月新築住宅相場、値上がり50→47都市に減少 無料記事

 中国の主要70都市のうち、2020年1月に前月比で新築住宅価格(中低所得層向けの「保障性住宅」を含む)が上昇した都市は47都市となり、前月の50都市から3都市減少した。下落も16→15都市に減少。横ばいは4→8都市に増えた。国家統計局が17日に報告した。

 値上がり47都市のうち、錦州市(遼寧省)が1.4%で全国最大の上昇率を記録。これに三亜市(海南省)の1.3%、唐山市(河北省)の1.2%、九江市(江西省)の1.1%、銀川市(寧夏回族自治区)、吉林市(吉林省)の各1.0%などが続いた。一方、値下がりは太原市(山西省)の0.6%、福州市(福建省)、済南市(山東省)、貴陽市(貴州省)、宜昌市(湖北省)、湛江市(広東省)の各0.5%など。横ばいは北京市、重慶市、石家荘市(河北省)、昆明市(雲南省)、鄭州市(河南省)などだった。

 前年同月比では、岳陽市(湖南省)、瀘州市(四川省)、韶関市(広東省)、済南市を除く66都市で上昇。うちフフホト市(内モンゴル自治区)が14.8%と最大の上昇率を示している。以下、西寧市(青海省)が14.7%、大理市(雲南省)が14.1%、唐山市が13.6%、銀川市、西安市(陝西省)が各12.8%と続いた。

 中国当局は「住宅は住むためのもので、投機の対象ではない」との基本方針を堅持している。こうした中、住宅価格の上昇ペースは全般に落ち着いている。二線都市31都市の新築住宅価格は前月比で0.2%上昇し、伸び率は前月(0.3%)とほぼ同水準。一線都市(北京、上海、広州、深セン)は同0.4%上昇し、伸び率は前月(0.4%)からやや加速している。


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